UMAといシリーズ物の登場です。
続編とかではないですが。

新トレマーズ -モンゴリアン・デス・ワームの巣窟- [DVD]新トレマーズ -モンゴリアン・デス・ワームの巣窟- [DVD]
(2011/10/07)
ショーン・パトリック・フラナリー
ドリュー・ウォーターズ

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個人的な評価
★★☆☆☆

―あらすじ―
モンゴルの砂漠で伝説の秘宝を探すダニエルは、車が故障し立ち往生する女医のアリシアと出会う。ふたりはその地に伝わる謎の巨大地底生物から逃れようと石油採掘所へ逃げ込むが…。

本作は2010年に公開されたモンスターパニック映画です。
この作品はスティーヴン・R・モンローが監督と脚本を務めています。
スティーヴン・R・モンロー監督はこれまでにテレビ映画や劇場未公開映画を多く手がけています。
マイナーな作品が非常に多く、オイラが運悪く鑑賞した『インクレディブル』があります。
『インクレディブル』はM・ナイト・シャマラン監督の『ヴィレッジ』をパクった時点で微妙でしたが。
更にパッケージはアルバトロス・フィルムらしく、当時公開された『ハルク』を彷彿されるモノで微妙さに輪をかけました。
そもそおスティーヴン・R・モンロー監督の作品は退屈で無意味な会話シーンが多いのでパニックは向いていない。
どうやら本人や製作側はそれに気づいていないのか、本作も懲りずにモンスターパニックを手がけています。
で、本作は映画製作と配給をするライオンズゲートによるUMAシリーズの第一弾となっています。
すでに次の作品も発売されているようで、似たようなところでアフター・ダーク・オリジナルズなんかもあります。
作品の間には関連性はまったくないが、同じジャンルとスタッフや製作会社によるシリーズが流行っているのかもしれません。
ライオンズゲートは『クラッシュ』でアカデミー賞を受賞し、メジャーな映画の製作と配給をする映画会社だと言えます。
さて、物語はモンゴルの広大な砂漠、そこで伝説の秘宝を探すダニエルは車の故障で立ち往生している女医のアリシアと出会う。
助ける代わりにお金を要求するダニエルにアリシアは嫌悪感を抱くも、彼女は謎の伝染病に苦しむ村へ向かう為に彼の要求を受け入れる。
仲違いを続ける二人だったが、村に到着した彼らはこの地に古くから伝わる怪物“モンゴリアン・デス・ワーム”に遭遇し、逃れる為に協力をする事に。
助けを求める為にアメリカ企業の石油採掘所へ逃げ込むも、そこは怪物の巣であり、そこに眠る財宝に目がくらんだ工場長にも命を狙われる羽目になってしまう。
本作における主人公であるダニエルにはショーン・パトリック・フラナリー、アリシアにはドリュー・ウォーターズがそれぞれ演じています。
ショーン・パトリック・フラナリーは数多くのテレビ映画、テレビドラマシリーズで活躍しています。
映画としての代表作には『処刑人』シリーズと『ソウ/ザ・ファイナル』があります。
ダニエルに関して、金は要求するし、密輸業者の前ではヘタレだし、とても主人公らしいところはなかったです。
一方でヒロインとなるドリュー・ウォーターズは主にテレビドラマシリーズを中心に活躍しているようです。
典型的なボランティア団体の医師として自分の命よりも助けを待っている村人たちの事をずっと口にしていました。
自分こそが正しい事をしているという自信と余裕に満ちあふれているところなんか、オイラが一番嫌いなキャラクターのタイプでした。
そんなつまらないキャラクターの主人公とヒロインとは違い、一番人間らしい役となったアリシアの仲間フィリップを演じるネイト・ルービンです。
不自然に冷静すぎるアリシアとは違い、最初から最後まで愚痴と文句ばかりで主人公やヒロインよりは親しみがありました。
それと数多くのアクション映画にセリフのない役をやってきて、地元の保安官にジョージ・チェンが演じていました。
本家である『トレマーズ』を多少意識しているのか、キャスティングやセリフの一部にそれを思わせるような感じになっていました。
で、肝心のモンゴリアン・デス・ワームですが、パッケージのようなデカ物は出てきません。
大きさは人間とあまり変わらないが、数が非常に多く、こういう作品のワリにCGがちゃんとしていました。
ですが、スティーヴン・R・モンロー監督の素晴らしいまでの退屈な演出によって、緊張感が必要な本作にはまったくなかった。
せっかくのUMAシリーズの第一弾なのに、なぜスティーヴン・R・モンローが監督として起用されたのか分からない。
まあ、同じくアフター・ダーク・オリジナルズも第一弾の監督も微妙だったので、とりあえずは三作目には期待をしたいと思います。

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シリーズ物の登場です。
まさかの続編という感じです。

スコーピオン・キング3 [DVD]スコーピオン・キング3 [DVD]
(2012/04/13)
ヴィクター・ウェブスター
ロン・パールマン

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個人的な評価
★★☆☆☆

―あらすじ―
屈強な戦士・オラフと共にラムサンの国を救ったマサイアスは、褒美としてシルダ姫との婚約を持ち掛けられる。

本作は2012年に公開されたアドベンチャー映画です。
この作品はロエル・レイネが監督と撮影を務めています。
ロエル・レイネ監督は数多くの作品を手がけているが、どれもマイナーなモノばかりである。
そのほとんどは劇場未公開とオリジナルビデオで占めているようです。
代表作として『デス・レース2』と『弾突/DANTOTSU』があります。
前者は続編という事、後者は主演がスティーヴン・セガールという点でそれなりに知られています。
で、本作は大ヒットした『ハムナプトラ』シリーズのスピンオフとしてシリーズ化されています。
一作目は『ハムナプトラ』にもスコーピオン・キングとして出演したザ・ロックが出演するも、二作目は一気にスケールダウンしました。
これでシリーズは終わったと思っていたけど、なぜか三作目が製作されたようです。
もちろん、劇場公開ではないのですが、ゼイタクな事にちゃっかりとブルーレイで出ています。
そもそも本家シリーズの『ハムナプトラ』は三作目で失敗しているので、スピンオフの本作もこれで打ち止めでしょう。
さて、物語は世界で最も強力な支配者であるホルスは、王国を失う危機に瀕していた。
非情な戦士である兄のタラスが強大な軍隊を擁し、ホルスにとって最後の同盟国であるラムサンに向かっていた。
ホルスは“スコーピオン・キング”マサイアスと、屈強な戦士オラフにラムサンを守る任務を与える。
二人の奮闘によって窮地を脱したラムサンの王はマサイアスに褒美としてタラスの元に囚われている娘のシルダ姫との婚約を持ちかける。
マサイアスはシルダ姫の肖像画から彼女が至宝を身につけている事を知り、王の申し出を承諾して救出へ向かうのだった。
本作においてタイトルにもなっている“スコーピオン・キング”マサイアスを演じるのはヴィクター・ウェブスター。
ヴィクター・ウェブスターは主にテレビドラマシリーズでのゲスト出演を中心に活動しています。
オリジナルビデオでありながらも、ヴィクター・ウェブスターにとっては本作が初の主演作となっています。
やはり、オイラの中ではスコーピオン・キングはザ・ロックじゃないとダメだと再認識しました。
ヴィクター・ウェブスターはそれなりに頑張っていますが、なんだか強いようで弱い感じして、本来のスコーピオン・キングとはなんか違っていた。
マサイアスとともにラムサンを守るオラフにはボスティン・クリストファー、救出に向かうシルダ姫を演じるのはクリスタル・ヴィーです。
ボスティン・クリストファーにとって初のアクション映画で、クリスタル・ヴィーにとっては初のヒロイン役となっています。
オラフは典型的な大柄で豪快なキャラクターで、シルダ姫は本格的に登場するのは中盤すぎという残念な演出である。
他にホルスにはロン・パールマン、その兄タラスにはビリー・ゼイン、ラムサンにはテムエラ・モリソンがそれぞれ演じています。
最近のロン・パールマンはこういう微妙な作品に出ているので驚かないし、ビリー・ゼインは悪役として物足りないし、テムエラ・モリソンはジャンゴ・フェットにしか見えない。
前作は続編というより前日譚だったので、一応は本作が一作目の正統な続編と言えるだろう。
しかし、そんな需要はどこにあったのか分からないし、何より砂漠じゃなくてジャングルが舞台というのも首を傾げる。
アジアン・テイストが強く、象やらニンジャもどきやらが出てきて、完全に『スコーピオン・キング3』の世界観をねじ曲げているようにしか思えなかった。

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レンタルで知った作品。
それなりに期待はしています。

チョコレート・ソルジャー [DVD]チョコレート・ソルジャー [DVD]
(2011/10/28)
ジージャー・ヤーニン
カズ・パトリック・タン

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個人的な評価
★★☆☆☆

―あらすじ―
男に振られてやけ酒をあおっていたデューは、女性ばかりを狙う誘拐組織・ジャガー団に目を付けられる。誘拐されそうになった彼女は、泥酔拳の使い手・サニムに助けられ…。

本作は2009年に公開されたアクション映画です。
この作品はラーチェン・リムタラクーンが監督を務めています。
ラーチェン・リムタラクーン監督は製作として活躍していました。
その後は映画監督としても活躍し、本作が三本目となっているようです。
国際的なアクションスターとなったタイ出身のトニー・ジャーによってタイ映画は世界に知られるようになりました。
その大きな特徴として、タイの国技であるムエタイを使ったアクションでしょう。
日本でもヒットした『マッハ!!!!!!!!』は出演者を変えながらも地味にシリーズ化されています。
更にタイの女性版アクション映画と言えば、本作で主演を務めるジージャー・ヤーニンだろう。
デビュー作にもなった『チョコレート・ファイター』はトニー・ジャーの『マッハ!!!!!!!!』にも劣らないインパクトがあったと思います。
どうやら撮影に至るまでの4年間を基礎トレーニングに費やし、撮影は2年に渡る歳月で製作したという。
ジージャー・ヤーニン自身もテコンドーの黒帯でインストラクターでもあり、国家が育成するテコンドー強化選手にも選ばれています。
これまでに四作の主演を務めてるジージャー・ヤーニンは、トニー・ジャーが主演した『トム・ヤム・クン』の続編にも出演するようです。
さて、物語は男に浮気されやけ酒をあおっていたデューは女性ばかりを狙う誘拐組織「ジャガー団」に目をつけれる。
しかし、誘拐されそうになったデューを救い出したのはジャガー団を追いかけるサニムという男だった。
サニムはヒップホップと酔拳を融合させた「泥酔拳(メイライユット)」の使い手で、彼と仲間は大切な女性をジャガー団に誘拐されていたという。
それを聞いたデューは協力しようとメイライユットを学び、囮となってジャガー団のアジトへ潜り込むのであった。
本作において主人公でパッケージにもなっているデューを演じるのはもちろん、ジージャー・ヤーニンです。
前作『チョコレート・ファイター』ではジージャー・ヤーニンはアクション女優としての地位を確立しています。
何よりもジージャー・ヤーニンの身体能力を存分に発揮し、更に彼女自身の見た目とアクションのギャップも手伝って印象的な作品になったと思います。
そんなデューをメイライユットを使って助け、誘拐組織を追いかけるサニムを演じるのはカズ・パトリック・タンです。
カズ・パトリック・タンは『マッハ!ニュー・ジェネレーション』にも出演しているようです。
どっちかと言えば、サニムの物語が中心となっていて、そこにたまたまデューが舞い込んできたような感じです。
どうしても前作の『チョコレート・ファイター』と比べると本作は全体的に淡泊な構成となっている。
何より主人公であるデューを演じるジージャー・ヤーニンを魅力的に見せようとする演出が目立っていました。
それだけに本来見せるべき緊張感のあるアクションはなく、ただ、ジージャー・ヤーニンが頑張ってアクションをしている感じでした。
物語全体はシリアスではあるけど、冒頭のアクションシーンではちょっとしたコミカルな演出があって期待を持てた。
しかし、物語が進むにつれてシリアスさだけが強調されてしまい、緩急をつけるべくコミカルな部分がなく、どこか余裕がないように感じられた。
そうなってくると見所はアクションシーンだが、こちらはジージャー・ヤーニンの魅力を見せる為だけで本来の役目を果たしていない。
せっかくデビュー作で強烈なインパクトを与えたジージャー・ヤーニンだが、本作のような路線で行ってしまうと先が見えてしまう。
中途半端なアクション女優ではこの先、やっていけないような感じがするので、もう少し狙いを定めて欲しいです。

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ちょっと話題になった作品。
とりあえず鑑賞していきます。

劔岳 点の記 [DVD]劔岳 点の記 [DVD]
(2009/12/11)
浅野忠信
香川照之

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個人的な評価
★★☆☆☆

―あらすじ―
明治時代末期、陸軍参謀本部より日本地図最後の空白地点、劔岳の登頂を命じられた測量手の柴崎芳太郎が、案内人の宇治長次郎ら仲間と共に山頂を目指す。

本作は2009年に公開されたヒューマンドラマ映画です。
この作品は新田次郎の同名小説を基に作られています。
新田次郎は小説家の他に気象学者も務めていたようです。
監督と脚本には撮影技師でもある木村大作が務めています。
何より有名なのは黒澤映画におけるカメラマンとしての功績でしょう。
それにより木村大作監督は撮影監督として日本アカデミー賞で多く受賞しています。
映画監督として本作が木村大作監督にとってデビュー作となり、69歳にしての映画監督デビューとなります。
ただ、本人のポリシーでは映画には監督は一人だけという認識から、撮影監督と呼ばれずに撮影者と自称しているようです。
更に本作は特に目立つのが200日に渡る撮影期間で、邦画は平均で1ヶ月ぐらいなので、相当長いと言えます。
それとシーン別に撮影する為、順番がバラバラであるけど、本作は登場人物の感情を大切にする為に順撮りという形を取っています。
このように本作は邦画としてはスケールが大きく、黒澤映画を彷彿とさせる製作と言えるでしょう。
さて、物語は明治39年、陸軍参謀本部陸地測量部の測量手・柴崎芳太郎は国防の為に日本地図の完成を急ぐ陸軍から最後の空白地点である劔岳の初登頂と測量を果たす命令を受ける。
立山連峰にそびえ立つ劔岳は、その険しさから多くの者が挑みながら誰一人として頂上を極められずに未踏峰の最難所であった。
更に最新装備で初登頂を目指す日本山岳会という強力なライバルが出現し、測量隊には陸軍のメンツという重いプレッシャーがのしかかる。
そんな中、柴崎は前任の測量手・古田盛作を訪ね、信頼できる案内人として宇治長次郎を紹介されると、翌年に柴崎たち測量隊一行は総勢7人で劔岳の登頂に臨むのだった。
本作において主人公である測量隊のリーダーとなる陸軍参謀本部陸地測量部の測量手・柴崎芳太郎を演じるのは浅野忠信です。
今ではハリウッドにも進出した日本を代表する俳優であるけど、どうにもオイラは主演よりも脇役で光るタイプだと思ってなりません。
力の入った本作では豪華なキャストが起用されているが、浅野忠信が主演というのはちょっと物足りないような印象を持ちました。
案内人となる宇治長治郎には香川照之、測夫の生田信には松田龍平、木山竹吉にはモロ師岡、人夫の宮本金作には螢雪次朗、岩本鶴次郎には仁科貴、山口久右衛門には蟹江一平がそれぞれ演じています。
登場人物の個性がほとんどなく、頼りは演じている俳優に依存している為に、否応なく目立つのは香川照之と松田龍平だけでした。
そんな測量隊と同じ劔岳の登頂を目指すライバルの日本山岳会を率いる小島烏水には仲村トオルが演じています。
他に柴崎の妻・葉津よには宮崎あおい、長次郎の妻・佐和には鈴木砂羽、柴崎の前任・古田盛作には役所広司がそれぞれ演じています。
宮崎あおいと浅野忠信が夫婦役に違和感があったが、やはり役所広司はちょい役ながらもしっかりと印象に残りました。
一番は過酷な撮影だと分かるような険しい大自然である山の恐ろしさというのは伝えていると思います。
ですが、あまりにも登場人物が多いので、観ている側としての視点が主人公ではなく、俯瞰になってしまっています。
そうなってくると映画にのめり込む必要な感情移入はできず、常に物語の展開を見守るだけの状態に。
だからいくらトラブルが起きたとしても、緊張感を持つ事ができず、ただ物語の展開を観ているだけの傍観者気分になりました。
それに柴崎のナレーションが入るところで流れるBGMなどが若干しつこいように感じました。
これは黒澤映画の影響だろうけど、明らかに使い方が間違っていて、雰囲気を完全にぶち壊しています。
邦画としては過酷な撮影で長期間だったけど、映画なのに淡泊すぎる登場人物たちの描写、山のシーンが似たような演出など、引きつけるような部分がなかった。
やはり、木村大作は撮影監督であって、一つの作品を作り上げる映画監督としては実力不足は否めない作品だったと思います。

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|05/16| た行コメント(0)TB(1)
前から気になっていた作品。
ようやく借りる事になりました。

愛を読むひと (完全無修正版) [DVD]愛を読むひと (完全無修正版) [DVD]
(2010/01/08)
ケイト・ウィンスレット
レイフ・ファインズ

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個人的な評価
★★★☆☆

―あらすじ―
第二次大戦後のドイツ。15歳の少年・マイケルは年上の謎めいた女性・ハンナと激しい恋に落ちるが、彼女には戦時中に犯したある“秘密”があることを知り…。

本作は2008年に公開された戦争ドラマ映画です。
この作品はベルンハルト・シュリンクの小説『朗読者』を基に作られています。
第81回アカデミー賞にて主演女優賞を受賞し、作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞にノミネートされています。
ベルンハルト・シュリンクはドイツの小説家で原作は39ヶ国語で翻訳されているベストセラーです。
いつものようにオイラは原作を知らないが、映画の方はちょっと話題となって知る事になりました。
監督を務めるのはイギリス出身のスティーブン・ダルドリーとなっています。
スティーブン・ダルドリー監督は元々舞台の監督として活躍し、映画としてはこれまでに4本手がけています。
映画としての代表作は本作が一番だろうけど、他には『めぐりあう時間たち』があります。
どうやら公開前から色々とトラブルがあったようで、特に当初の製作者が他界し、更に公開時期を巡って元からいた製作者が降板したという。
他にアカデミー賞の規定ではプロデューサーは3人までと決まっているが、本作は例外として4人まで認められたようです。
それと原作はドイツが舞台であるが、全編英語になっていて、登場人物もドイツ読みから英語読みになっています。
さて、物語は1958年のドイツ、15歳のマイケルは偶然であった年上のミステリアスな女性ハンナに心を奪われ彼女の虜になっていく。
やがて度重なる情事の中で、いつしかベッドの上でマイケルが本を朗読する事が二人の日課となっていた。
ところがある日、突然ハンナは姿を消してしまい、8年後に法学生となったマイケルは彼女を思いがけない形で再会を果たす。
たまたま傍聴したナチスの戦犯を裁く法の被告席で彼女を見かけたマイケルはハンナが自分が不利になるのを承知である秘密を隠していた。
その秘密を唯一知る人物であるマイケルは葛藤し、答えを見出せないまま苦悩を深めていくのだった。
年下の少年と情事を重ね、突然姿を消したミステリアスな女性ハンナを演じるのはケイト・ウィンスレットです。
ケイト・ウィンスレットはハリウッドの中で評価の高い実力派の女優で、本作でアカデミー主演女優賞を受賞しています。
代表作である『タイタニック』はレオナルド・ディカプリオのイメージが強いけど、今ではケイト・ウィンスレットの方が実力を買われています。
本作では相当体を張っていますが、ハッキリ言って、そこまで魅力を感じるようなスタイルではないです。
しかし、逆にそれが妙なリアリティを生み出していると思いますし、更に演じているケイト・ウィンスレットの飾り気がない感じも上手いと言えます。
本作においてタイトルの意味合いとなるベッドの上で朗読をしていたマイケルを演じるのはダフィット・クロスです。
ダフィット・クロスはドイツ出身の俳優で、前作出演した『クラバート/闇の魔法学校』も小説を基にした作品となっています。
まさに若者という感じであるけど、ケイト・ウィンスレットの存在感に圧倒されてしまっているような印象でした。
そして、年老いてハンナとの日々を思い出す中年のマイケルを演じるのはレイフ・ファインズです。
レイフ・ファインズは舞台俳優として活躍し、映画界のアカデミー賞と言えるトニー賞を受賞しています。
映画については基本的に演技を見せる役が多く、代表作には『シンドラーのリスト』や『イングリッシュ・ペイシェント』などがあります。
とにかく、本作で印象的だったのはケイト・ウィンスレットが演じたハンナが情事を重ねるごとに見せる負い目の表情でした。
マイケルにとっては衝撃的な体験だったのかもしれないが、ハンナにとっては決して心の底から喜べる体験ではなかった。
同じ時間を共有しているはずなのに、この二人が見せる心理の違いは明確に表現された事で評価されたと思います。
しかし、それはケイト・ウィンスレットの上手さがあって、他が引き立てられているように感じました。
内容は非常に重く、気軽に鑑賞できないアカデミー賞が好きそうなモノで、こういうタイプの作品が好きな人にはたまらないでしょう。
こんな重い作品の中でオイラが一番いいと思ったシーンは、字が書けないハンナが自分の名前を書くところでした。
たどたどしい文字の書き方も上手く演出され、何より年老いたハンナの表情が印象的でした。
ですが、オイラ的には一度だけ鑑賞すれば満足という感じで、決して何度も鑑賞したいというタイプの作品ではないです。

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