なんか歴史モノが続いている。
けど、意識はしていませんので、あしからず。

キングダム・オブ・ヘブン [DVD]キングダム・オブ・ヘブン [DVD]
(2008/10/16)
オーランド・ブルーム
エヴァ・グリーン

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個人的な評価
★★☆☆☆

―あらすじ―
『グラディエーター』でアカデミー賞を受賞したリドリー・スコット監督、オーランド・ブルーム主演のアクション大作。12世紀のフランスを舞台に、鍛冶屋の青年・バリアンが、実の父親の遺志を継ぎ十字軍に参加、偉大な騎士へ成長する姿を描く。

本作は2005年に公開された歴史映画です。
この作品は歴史でも有名な十字軍とエルサレムを扱った壮大なモノです。
これは『グラディエーター』の影響により製作された作品でもありますね。
この作品は宗教間の抗争を描いていており、特にエルサレムをめぐる争いは日本人に馴染みがありません。
本作に置ける物事の起点には宗教から派生する神が中心となっている。
その行動理念は騎士というよりは信者に近い印象がある印象を受けます。
さて、本作の主人公であるバリアンには『ロード・オブ・ザ・リング』で世界的なスターになったオーランド・ブルームが演じています。
元々はフランスの片田舎で鍛冶屋として働いていた彼だが、そこを訪れた父親と名乗るゴッドフリーによって十字軍に参加するようになる。
それにしても、オーランド・ブルームは『パイレーツ・オブ・カリビアン』でも鍛冶屋をやっていましたねえ。
彼は鍛冶屋としてのイメージに合っているのでしょうか。
それとも、高い地位を獲得する運命にあるモノがスタートするのに相応しい職業なのでしょうかね。
で、バリアンの父親であるゴッドフリー役にはリーアム・ニーソンが演じています。
冒頭だけの登場であるが、さすがに存在感のある俳優だと思わせる堂々の演技だったと思います。
ある意味、彼の死んでバリアンに残した言葉はアメコミのヒーローが正義の為に立ち上がるのと同じバターンでした。
ヒロインのシビラ役にはエヴァ・グリーンが演じています。
近年ではボンドガールとして選ばれただけに、その美しさは観ての通り納得ができる。
本作における悪役的な立場のギー・ド・リュジニャンにはマートン・チョーカシュが演じています。
この役に関してはマートン・チョーカシュの持つイメージに似合っていましたね。
権力者独特の他人を見下す接し方や異教徒に対する異常なまでの執念も伝わってきました。
その他に出演するジェレミー・アイアンズやエドワード・ノートンもしっかりと脇を固めており、中でもブレンダン・グリーソンが目立っていました。
彼は『28日後』で責任感ある父親を演じているが、本作では異教徒をエルサレムから抹殺する非常な騎士として印象深かったです。
さて、内容としてはエルサレムの王が病死した事で新たに王として就任したギー・ド・リュジニャンはイスラム教徒との戦を仕掛ける。
だけど、結局は大敗を喫してエルサレムにイスラムの軍勢がやって来る。
そこでエルサレムに残っていたバリアンが大軍勢を率いるサラディンから守り通すという物語。
しかし、オイラが決定的におかしいと思ったのはバリアンという人物です。
元鍛冶屋がなぜ、訓練を受けたイスラムの軍勢を相手にエルサレムを守り通せたのかが分からない。
それに戦の作戦なども立てられるのもなぜか分からない。
特にそこの描写がないので、これは元からそのような訓練を受けていたように思うしかない。
というワケで、この時点で主人公の意味合いに説得力がなくなり、単に主人公である点だけで物語の中心となっている。
で、その主人公になぜか魅力がない。それは多分、しっかりとした人物形成をしないまま物語が勝手に進んでいるからだと思う。
しっかりと主人公のアイデンティティーを固めていないので、観客は無理やり受け入れるしかないのです。
それに本作の主人公にはオーランド・ブルームでは荷が重いです。
本当ならもっと濃いキャラクターにしないと、このような作品では技術を見せているだけにしか留まらないのです。
ここまでの超大作になれば、映像を含めた技術的なモノや出演者の豪華さは黙っていてもスゴイと言わせる。
だけど、肝心の物語や主人公の魅力の設定が疎かになっている分、オイラはつまらなく感じてしまいましたね。
いくら世間で評価されても、オイラの目にはスカスカの見せかけにしか思えない残念な作品でした。

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今月になってペースが戻るはず。
今後は失敗のないように気をつけたい。

キング・アーサー [DVD]キング・アーサー [DVD]
(2006/04/19)
クライヴ・オーウェン
キーラ・ナイトレイ

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個人的な評価
★★☆☆☆

―あらすじ―
ジェリー・ブラッカイマーが、ローマ帝国支配下に“円卓の騎士”を率いて戦い、戦乱の地に平和をもたらしたアーサー王の伝説を映像化した感動と激動の歴史スペクタクル。クライヴ・オーウェン、キーラ・ナイトレイ他、ハリウッド豪華キャスト陣が出演。

本作は2004年に公開された歴史映画です。
この映画は中世の騎士伝説の有名な『アーサー王と円卓の騎士』をモデルにしています。
オイラもアーサー王の小説を読んでいますので、かなり期待をしていました。
しかし、実際に観賞してみると、実に期待を裏切る結果となりました。
本作はファンタジー色の強いアーサーじゃなく、あくまで史実にあったアーサーを描いている。
なので、本来は中世時代の物語だが、本作は古代末期のローマ帝国を舞台にしています。
更にアーサーを含めた円卓の騎士としてじゃなく、彼らはローマ帝国に兵役する騎馬遊牧民族となっている。
一応は馬に乗っているが、騎士道精神などはないです。
その代わり、ローマ帝国で信仰されているキリスト教の精神が強くなり、それを騎士道の代用として使っている。
オイラの描くアーサー王のイメージは平和と自由を重んじる人物で、本作もそのようなキャラクター作りをしています。
そんなアーサーを演じるのはクライブ・オーウェンです。
残念ながら、このクライブ・オーウェンは今まで『シン・シティ』だけでしか観た事がありません。
あまり知らないのですが、ハッキリ言って、本作では損な役回りになっている。
物語の主人公なのにもの凄く地味で存在感がまったくない。
で、アーサー王と言えば必ず思い浮かぶのはランスロットです。
冒頭では少年時代のランスロットがローマ帝国に徴兵されるシーンがありますけど、個人的にはいらない描写だったと思います。
なぜなら、本作の主人公はアーサーであってランスロットではないからです。
まあ、本作でランスロットの視点で描かれるならばいいが、中途半端に使っているイメージしかない。
つまり、それは観客を混乱させるだけで演出的な効果はまったくない。むしろ逆効果だと思います。
そんなランスロットを演じるのは『ファンタスティック・フォー』でも有名なヨアン・グリフィズです。
このヨアン・グリフィズはなぜかオイラ的にクライブ・オーウェンと被ってしまっている。
しかも、画面の映り方はクライブ・オーウェンよりもヨアン・グリフィズの方がずっといい。
ランスロットはアーサー王の妻であるグィネヴィアと不倫関係にあった事も有名ですが、本作ではそのような描写ない。
思わせぶりな演出があるけど、まったく別物なので結局中途半端な感じになっていますね。
ヒロインのグィネヴィア役にはキーラ・ナイトレイが演じていますけど、単にアーサーとのロマンスをする為に出てきたよう印象です。
しかも、そのロマンスも無理やりすぎるし、何より最初と最後のグィネヴィアのキャラクターが急に変わりすぎです。
物語は単純に自由を求める兵士たちの奮闘だが、あまりにも登場人物が多い。
円卓の騎士をモデルにしているので、当然のように有名な名前も出てきますね。
ただ、そのどれもが中途半端でガッカリするような俳優ばかりです。
特にオイラが一番ガッカリしたのはガウェインを演じている名前も知らない俳優です。
まあ、それを言ってしまえば、他の俳優たちも微妙ですが、その中でも比較的目立っていたトリスタン役のマッツ・ミケルセンは悪くない。
トリスタンとはちょっとイメージが違うけど、本作に限ってはアーサーよりも魅力的な雰囲気がありました。
あとは悪役の親玉であるセルディック役のステラン・スカルスガルドがいい味を出している。
もう少し彼にスポットを当てて欲しかったですね。
完全に演技を制限されている感じがして、とても残念でなりませんでした。
本作についてですが、やっぱり史実に近い感じで演出してしまうと、地味になってしまうのです。
アーサー王もひょっとしたら本作のような人物だったのかも知れないが、それでは面白くないから色々とファンタジックな演出を取り入れています。
それは昔の人も地味すぎると感じてやった事だと思います。
それなのに本作で真面目に描いてしまっているので、なんだか痛々しい感じがします。
とりあえず、本作はアーサー王とは言っているが別物です。騙されないで下さい。
俳優が好きならいいが、アーサー王が好きで観るなら間違いなく裏切られますので、ご注意を。

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名作でも好み違いというのがある。
そうなると、どこか無理やり納得するしかない。

グラディエーター [DVD]グラディエーター [DVD]
(2003/12/19)
ラッセル・クロウ
ホアキン・フェニックス

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個人的な評価
★★★☆☆

―あらすじ―
『ハンニバル』のリドリー・スコット監督が、当時はまだ知名度が低かったラッセル・クロウを主演に配して製作した、大ヒットスペクタクル活劇。

本作は2000年に公開された歴史映画です。
この作品は公開する前から大規模に宣伝していた事を記憶しています。
超大作と言っても過言じゃないスケールの大きな作品でもあります。
CGも当時の映画に比べ、かなり多用している点も話題となりました。
もちろん、世間の評価も相当高く、アカデミー賞を含める多くの映画賞を受賞しています。
それに加え、本作の成功により続々と歴史映画が作られました。
さて、そんな高い評価を受ける本作の主人公であるマキシウス将軍を演じるのはラッセル・クロウです。
本作で演じたマキシウスは高い評価を受け、アカデミー賞主演男優賞を受賞しています。
確かに本作での熱演はその演技から伝わってきますね。
冒頭ではローマ帝国の将軍として皇帝にも信頼される武人として描かれています。
当然のように彼の部下たちも厚い忠誠心を持っており、政治的な影響力も相当高い。
それを見越して皇帝がマキシウスを次の皇帝として指名したのが物語の始まりとなります。
敵対する皇帝の息子コモドゥスを演じるのはホアキン・フェニクス。
このコモドゥスは実在した人物で暴君としても知られていますが、本作では元にしているだけで実際には違いますけど。
ホアキン・フェニックスはまさにハマリ役で、イメージもピッタリと合っています。
本作はマキシウスが衰退する帝国から国民を助ける物語だが、そこに欠かせない悪役のコモドゥスは非常に目立っていました。
救われない役であるけど、結局、コモドゥスは誰からも愛されなかったという悲しい一面を持っている。
それ故に人々を疑い、更に一番愛して欲しかった父親を殺してしまう。
その理由は上記にあるマキシウスに皇帝が次の座を譲るというところから生じているからですね。
さて、本作の魅力はやはりCGによる壮大な映像です。
今ではCGが当たり前のように使われているが、本作が公開した当時では規格外の豪華さでした。
さすがに完成度が高いので、不自然な部分はなく、上手く作品を盛り上げていると思います。
他にラッセル・クロウのアクションや猛獣たちのシーンも悪くないです。
しかし、超大作であるが故に蓋を開けてしまえば、そこまで内容が素晴らしいという感じはしかなったです。
オイラ的にはもう一歩だけ物足りない印象を受けました。
特にアクションシーンはスピード感があまりなく、鈍重な動きを煌びやかな映像でごまかしているようにしか見えなかったです。
リアリティの追求とは言っても、リアルな史実ほど地味なモノはないです。
どうせならアクションシーンをもっと派手にして欲しかったですね。
まあ、それでも超大作らしく、観客をそれなりに満足させられると思います。
ですが、オイラ個人としていはあまりオススメはしません。
このような映画が好きな方はすきでしょうが、そこまでじゃない方は微妙だと思いますよ。

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まあ、テレビで放映される邦画は微妙。
元から邦画は微妙だが、それに拍車をかけていますね。

恋 空 スタンダード・エディション [DVD]恋 空 スタンダード・エディション [DVD]
(2008/04/25)
三浦春馬
新垣結衣

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個人的な評価
☆☆☆☆☆(クソ)

―あらすじ―
美嘉の大ベストセラー小説を、人気女優・新垣結衣主演で映画化。平凡な女子高生・美嘉は、ふとしたきっかけで同級生・ヒロと付き合うことに。ヒロと激しい恋に落ちていく美嘉だったが、ある悲劇が彼女に襲い掛かる。

本作は2007年に公開された青春ラブストーリー映画です。
原作は一大ブームともなった美嘉によるケータイ小説『恋空』ですね。
まあ、先にケーター小説というのは読書をあまりしない人々が読書をした気にさせる勘違いな文学です。
オイラは作家志望のクセに読書をしない方ですが、ケータイ小説に関して多少なりとも嫌悪感があります。
基本的にオイラは流行に対して否定しないが、ケータイ小説だけはなんだかダメなんですよね。
ケータイ小説の特徴として、恋愛・性交・妊娠・中絶・不治の病という題材が多く使われています。
それは女子高校生などに共感があって、本作は残念ながらヒットした映画でもあります。
しかしながら、世間の評判は実に作品のレベルと合っていて、ある意味安心しました。
この程度の内容で感動する人というのは、あくまで共感があってのモノだとオイラは考えます。
似たような境遇だからこそ感情移入ができる点がヒットした要因でもあると思います。
まあ、単刀直入に言えば、底の浅い人間しか感動できない稚拙な作品だと感じましたね。
まず、主人公たちの人物描写があまりにも浅い印象を受けました。
完全に演じている俳優たちのイメージや見た目だけで判断しろという人物描写でございます。
この時点で両者にはなんの感情移入もないので、何が起きても驚きや悲しさなどはまったくない。
むしろ、笑ってしまうぐらいに陳腐すぎると思ってしまうぐらいです。
さて、主人公の美嘉を演じるのはガッキーこと、新垣結衣ですね。
オイラが本作を最後まで観賞できたのはガッキーの存在だけでした。
まあ、実際にあった事(疑う余地あり)を元にしていると考えれば、この主人公はバカですねえ。
完全に自分を見失った依存体質であり、その上、過去を引きずるという二重苦。
しかし、演じているガッキーだからこそ、可愛さがあってバカさを消してくれています。
で、その恋人となるヒロ役には三浦春馬が演じています。
残念ながら、彼は初見でしたが、なかなか頑張っていたと思います。
ただ、あの金髪があまりにも浮いているので、そのギャップか何かを狙ったのか分からないが、軽いイメージしか持てませんね。
いい意味では現代的で若者を象徴しているけど、悪い意味では特定の年代層しか受け入れないでしょうか。
それにどう考えても不良ですね。それを格好良く見せるのもなんだか間違っているような。
物語は二人の恋によって展開しますが、冒頭のやり取りはオイラ的に笑ってしまうモノでした。
美嘉の方はいいのですが、ヒロは最初から最後まで下心あっての接近にしか思えませんでしたねえ。
人物描写が浅いので、何をやっても“軽く”見えてしまうのも欠点です。
性交やレイプ、妊娠と中絶なんかもサラッと流してしまっている。
この状況でなんとかして二人の関係を美化させようと監督が頑張っているのは分かります。
クソみたいな脚本をなんとか映像で工夫する監督の手腕は光っていると思いますね。
まあ、元が元だけにどうしようもなかったのは仕方ないだろうと監督の苦労も目に浮かびます。
そして、本作において最もやっちゃいけないガンという病気の軽い扱いです。
オイラはそこまで詳しいワケじゃないけど、末期ガンというのは突然死にかける病気じゃないはずです。
感動を与える為にガンを利用しただけで、人物造形のない本作では逆にガンで苦しんでいる人々を逆なでしているだけに過ぎません。
それでも原作の方はもっと内容が詰まっている事をオイラは信じたいです。
もし、この映画通りの内容だったら、この程度で感動するような日本の将来が不安ですね。
映画として評価するなら、クソ映画という素晴らしいジャンルにしたいと思います。
本作は上記の題材を作中に置いて、ただ単に消化しているだけにしかないです。
題材を一つ一つ並べているだけなので、出来事を説明して、ちょっとだけ人間ドラマ的な要素を加えているに過ぎない。
それに本作は未成年の方々が演じているが、これはどう考えても間違った認識を広める可能性がある。
こんなにツッコミを入れたくなる映画というのも珍しいです。
ある意味、本作について笑うしかないですね。こんなに呆れる作品はないでしょうね。
まあ、ここまでのショボイ映画に感動できる人の方が笑えますけど。
本当はもっと書きたいが、これ以上書いてしまうと酷評じゃなく悪口になってしまうので割愛します。

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|12/31| か行コメント(0)TB(0)
そろそろ所有DVDに限りが見えてきました。
年内には打ち止めとなるようです。

キング・コング 通常版 [DVD]キング・コング 通常版 [DVD]
(2006/05/25)
ナオミ・ワッツ
ジャック・ブラック

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個人的な評価
★★★☆☆

―あらすじ―
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン監督が、特撮映画の古典的名作をリメイクしたアドベンチャー大作。30年代初頭のN.Y.。映画監督のカール・デナムは、史上最大の冒険映画を作るため幻の孤島“スカル・アイランド”へ向かう。

本作は2005年に公開されたアクション・アドベンチャー映画です。
1933年に公開された『キング・コング』のリメイクでもありますね。
無論、アカデミー賞でも話題となり、視覚効果賞、音響効果賞、音響編集賞を受賞しました。
上記が示す通り、本作はなんと言っても映像と音響が特に秀でています。
だが、何よりも注目するべきは監督を務めたピーター・ジャクソンですね。
彼は名作『ロード・オブ・ザ・リング』の三部作を撮った有名な監督。
そのピーター・ジャクソン監督が惚れ込んで撮ったのが本作です。
元々彼は『キング・コング』のリメイク版を撮りたくて『ローブ・オブ・ザ・リング』に労力を注いだと言っても過言じゃない。
それぐらいに本作から伝わる熱意というが良く分かりますね。
基本的に内容は1933年版と同じ展開ですが、登場人物や設定などが一部違います。
とは言っても、オイラは1933年版を観賞していないので、本作が『キング・コング』を初めて観賞した感じです。
さて、本作の主人公であってヒロインのアン・ダロウを演じるのはナオミ・ワッツです。
ヒロインとしては失礼ですが、当時37歳と決して若くはない。
しかし、さすがは女優というだけあって、その年齢を感じさせない美しさでした。
本作はナオミ・ワッツにとって、女優キャリアでも最もヒットした作品でもあります。
演技は素晴らしいのは当たり前ですが、何より彼女が演じるアン・ダロウという役柄の細かい設定をこなしている点です。
演劇女優であるアン・ダロウは演技だけじゃなく、大道芸のような事もできる。
作中でナオミ・ワッツはお手玉や踊りなどをしている点はオイラとして高く評価しますね。
それにヒロインとして王道的でありながらも充分に魅力を備えています。
まさにナオミ・ワッツを輝かせる作品だったと思います。
で、本作で一番の魅力であるCG映像は文句のない迫力がありました。
特にコングの動きだけじゃない、表情豊かなところは秀逸としか言えませんね。
セリフはないのに、ここまで感情が伝わるCG映像はないでしょうね。
そして、内容ですが、映画として3時間超えという長い上映時間となっている。
そうなると内容の方も序盤、中盤、終盤と違う映画と言ってもいいですね。
序盤では舞台となる時代背景や登場人物たちの描写が中心となるヒューマンドラマにラブロマンス。
タイトルである『キング・コング』を忘れてしまうぐらいに別物でした。
しかし、それは逆に中盤に差し掛かる変化を大きくさせる効果があります。
中盤はまさに圧巻のアクションで、まるで『ジュラシック・パーク』のような世界です。
そこでコングが登場し、物語は大きく変わってアクション要素が強くなりきます。
で、終盤はまさにヒロインを守る怪物となって、ここでは感動する展開が待っています。
本作は怪獣映画のカテゴリーに入りますが、あまりにも上映時間が長いので日本では不振に終わりました。
馴染みがない点や上映時間の問題でしょうかね。
オイラ自身、確かに映像や音響はピカイチだと思いますが、どうも内容が負けてしまっている。
あまりにも救われない物語なので、何度も観賞しようという気にはならない。
それに長すぎという点もあり、もう少し簡潔にまとめて欲しかったですね。
とにかく、本作は映像と音響が素晴らしいが、長いお付き合いをしないといけません。
これはオススメしますね。特に初見だと尚更感動を味わえますよ。

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ポチッと押すと毒の散布範囲が広がります
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