俳優が好きでも作品が微妙な時がある。
まあ、その時はガマンして観賞するしかないのです。

ナショナル・トレジャー 特別版 [DVD]ナショナル・トレジャー 特別版 [DVD]
(2006/07/07)
ニコラス・ケイジ
ジョン・ボイド

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個人的な評価
★★☆☆☆

―あらすじ―
ジェリー・ブラッカイマー製作、ニコラス・ケイジ主演のトレジャーハントムービー。太古の昔から存在した伝説の秘宝が1779年の独立戦争の激化と共にその痕跡を絶つ。合衆国独立宣言書に封印された秘宝の謎に、歴史学者にして冒険家のひとりの男が挑む。

本作は2004年に公開されたアクション映画です。
この作品は多くある連続活劇の影響を受けており、雰囲気的にも名作『インディ・ジョーンズ』に似たモノがある。
だけど、そこは現代が舞台なだけにちゃんとコンピューターや最先端のテクノロジーが含まれている。
タイトルの『ナショナル・トレジャー』から分かるように、本作は完全にアメリカという国に関連した物語です。
今は分からないがアメリカ人というのは歴史が浅いコンプレックスがあって、それを補おうと他の国にはない発展を遂げてきました。
しかし、本作はそんな歴史の浅いアメリカを象徴する数々の国宝が登場します。
さて、主人公のベン・ゲイツを演じるのは名優ニコラス・ケイジです。
このニコラス・ケイジはオイラが好きな俳優ですが、本作でも彼の演技が光りますね。
いつものように体を張っていますが、今回は特に知能戦を重視したモノになっています。
最近では一分先の未来が見えたり、ガイコツに変身してバイクに乗ったりと人間を超えた者を演じているけど、本作はただのトレジャーハンターとなっている。
しかも、彼が盗み出すのがアメリカにとって最も価値のある国宝である独立宣言書だという。
その奪う際の細かな作業は実に面白く、まさに現代のトレジャーハンターという感じがしますね。
で、そんなベン・ゲイツにはサポートしてくれる相棒がいます。
その相棒であるライリー・プールを演じるのはジャスティン・バーサです。
まさに気弱なハッカーとしてイメージに合っていますし、損な役回りもお約束的で安定している。
スマートなゲイツに対比するようにコミカルなライリーは王道なパターンとしてのコンビを発揮しています。
ヒロインのアビゲイル・チェイス役にはダイアン・クルーガーが演じています。
やはり、王道のアクションには美しいヒロインが当たり前のようにいて、本作のダイアン・クルーガーはきちんと果たしている。
巻き込まれる形になってしまうが、主人公とのロマンスには必要不可欠な存在でしょうか。
もちろん、悪役のイアン・ハウを演じるショーン・ビーンも安定しています。
しかしながら、相手がニコラス・ケイジだと少しばかり存在感が薄くなっているのは残念ですね。
ベンの父親であるパトリックには往年の名優ジョン・ヴォイドが演じています。
どんな役もこなせるジョン・ヴォイドは本作ではオドオドした父親として上手く演じています。
さて、内容としては遠くから運ばれた莫大なお宝を手にするという物語です。
マニアが好きそうなテンプル騎士団やフリーメイソンのキーワードが出て、こういうのが好きな人は本当にハマると思います。
しかも連続活劇という事でアクションの方もテンポがよく、飽きさせない展開も安心して観られます。
ただ、やっぱり王道のパターンを踏んでいる上に捻りがほとんどないので、内容としてはインパクトに欠ける部分がある。
本作はニコラス・ケイジが主人公であるからそこ面白いワケで、彼じゃなければヒットはしなかったと思います。
別にバケモノが出てくるワケじゃなく、主人公が銃を持って戦うワケでもない。
知能を使って逃げるか避けるかになっているので、本当に地味と言ってしまえばそれまでです。
クライマックスも予定調和になっているのも、アメリカ映画ならではの終わり方です。
いくら大好きなニコラス・ケイジが出演しているとは言え、強くはオススメできません。
マニアックな言葉に惹かれる人はともかく、あまり興味のない人にとってはある程度楽しめると思いますよ。

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